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HTML5入門その2ーコンソールの使い方

この項,実質Javascript入門です

[準備]

プログラムの動きを見るためにコンソールという機能を使用します.この機能はプログラム内の変数や実行した場所がちゃんと実行されているか検知することができます.私はテスター代わりに使用しています.

このテスターになるコマンドは
console.log(hoge);
です.

(余談)ちなみにUnityでは
Debug.Log (hoge);//C#,JSとも

このコンソールをFirefoxでは
ツール>Web開発>Webコンソール
で表示できます

console1

[使い方]

実行を検知したいだけであれば,検知したい場所(行)に
console.log(“固有名詞”);
と入力します
その行が実行されれば,コンソールに”固有名詞”と表示されます.

変数たとえばhogeという名前の変数の中身をチェックしたければその検知したい場所(行)に
console.log(hoge);
と入力します
その行が実行されれば,コンソールに 変数の中身=例えば3 とか 4.3 とか false などと表示されます

cosole-view(コンソールにtrueと表示された例)

 

まずは,このテスターを作ってみましょう.

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>コンソールのテスト</title>
<meta charset="UTF-8">
</head>
<body>
<h1>コンソールの表示テスト</h1>
<canvas id="myCanvas" width="300" height="300" style="border:1px solid #000000;"></canvas>
<script type="text/javascript">
var canvas = document.getElementById("myCanvas");
var context = canvas.getContext("2d");
var mycolor = "#ff0000";
context.fillStyle = mycolor;//変数mycolorがここに代入
context.fillRect(100, 100, 20, 20);
console.log(mycolor);
</script>
</body>
</html

 

解説

cosole-setsumei(クリックで拡大)

console-disp1

結果はこのように表示されます

16行目の

console.log(mycolor);

console.log("mycolor");

に変更してみましょう.ダブルクォーテーションで囲むだけです.
結果はどうなりましたか?

console-disp2

“ ”で囲むと,変数ではなく「固有名詞」となり,それ自信を表示してくれます.

これはバグの取り方にも使われます.(次へ)

 

パスについて

pathとpassは意味が異なりますので注意を〜

ここではpathについて

/ スラッシュは「フォルダ」(文化によってはディレクトリ)の意味と考えてください

ただの「 / 」はrootと呼び,最上位を意味します.
コンピュータの中身で言えばHDDを開いた最初の場所のこと.
ちなみに「デスクトップ」の階層はかなり下です.地下でいうと3階とか6階とかくらい.

コンピュータでは,フォルダをどんどん開いて中に入ることを「下りる」と表現したりします.
/neko/inu/kaba はnekoフォルダの中のinuフォルダの中のkabaというファイルかフォルダという意味です

この移動の指定には絶対パスか相対パスを使います.

  • 「ビルの12階」という表現の仕方が絶対パス(絶対番地)
  • 「2階下のフロア」という表現が相対パス(相対番地)

絶対番地の書き方

絶対番地はURLを全て書けばいいわけですから省略します


 相対番地の書き方

URLの指定などで今いるフォルダの1つ上のフォルダに行くときは 「 ../ 」と書きます
省略できるのであまり使いませんが現在の位置は「 ./ 」と書きます


その他

コマンドプロンプトかteratermで表示されるコマンドラインでもこの操作が可能です

pwd = print working directory 現在のフォルダの位置を表示

ls = フォルダ内を全て表示

cd = change directory フォルダを変更 後に ../ や/inu などの相対パスか絶対パスを入力

 

HTML5入門その1-canvas

HTML5で実装されているcanvasを実行してみましょう.
以下を別の名前で作成し,保存してください.

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<title>無題ドキュメント</title>
</head>

<body>

 <canvas id="myCanvas" width="200" height="200"
style="border:1px solid #000000;"><!--キャンバスを設定,名前はmyCanvas 幅200,高さ200,境界線hは1ピクセルの1本線で黒色-->
</canvas>

<script type="text/javascript">
var c = document.getElementById("myCanvas");//入れ物(変数)cはmyCanvasって名前のやつね
var ctx = c.getContext("2d");//変数ctxに入れろ=>変数cを2次元としてね

//var ctx = myCanvas.getContext("2d");//これもOK
ctx.fillStyle = "#FF0000";//色 HEX値(16進数)で指定
ctx.fillRect(0,0,10,100);//左上0,0の座標から幅10,高さ100に彩色される
line();//lineって指示のセットあるでしょ,あれをこのタイミングでやっちゃって

function line(){//lineって名前の指示の塊をはここからですよ〜
ctx.lineWidth = 5;//ctxってやつに線を用意します幅は5pxで
ctx.strokeStyle = '#00FF00';//ctxってやつに描くときの色は#00ff00ね
ctx.beginPath();//ctxの書き始めるんで一旦リセットね
ctx.moveTo(0, 0);//ctxの0,0に移動して
ctx.lineTo(200, 200);//ctxに線を引きます200,200まで
ctx.closePath();//パスはここまでね
ctx.stroke();//じゃ描いて

}
</script>
</body>
</html>


何かが描画されたかたと思います.

必ず,HTML5でcanvas対応のブラウザを使ってくださいね.

HTML復習その2

タグの影響範囲について考えてみよう

<html>
<head>
<title>泣ける猫写真館</title>
</head>
<body>
泣ける猫は,,,

<br/>
<a href="http://www.yahoo.co.jp/">YahooJapanのサイトへ</a>

</body>
</html>

8行目,9行目を追加し,ブラウザで開いてみましょう。
こんな表示になっているかと。


泣ける猫は,,,

YahooJapanのサイトへ


YahooJapanウェブサイトへのリンクができましたね.

タグの影響範囲について確認するために9行目を以下のように変更してみましょう.

 

<a href="http://www.yahoo.co.jp/">YahooJapan</a>のサイトへ

↓こうなりましたか?


YahooJapanのサイトへ


リンクする文字列が変わりましたね.
これだけできれば大丈夫!

HTMLやったかな?

シンプルなHTMLおさらい


<html>
<head>
<title>泣ける猫写真館</title>
</head>
<body>
泣ける猫は,,,
</body>
</html>

メモ帳などで作成し,拡張子をHTMLとして保存.保存先はローカルもしくはWドライブへ.
その後ブラウザで開いてみること.


HTMLの構造を確認してみよう.

<> を開始タグ, </>のスラッシュがついているものを閉じタグと呼んだりする

開始タグを閉じタグの間はその命令が実行される