Tapで泳ぐプログラムを追加する

概要

  • 移動できる範囲を決めるNavMeshを設定
  • 魚にNavigationAgentを設定する
  • Tap移動のプログラムを魚にアサインする

設定など

  1. 地面代わりのPlaneなどを置く.そのPlaneにNavMeshの設定こちらを参考に)をする
  2. HierarchymyFishを選択し,InspectorAdd Componentを押しnavで検索すると出てくるNav Mesh Agentを選択して追加する
  3. 追加したNav Mesh AgentのBase Offsetを0.5にする
  4. TapMove用UnityPackageをここからダウンロードする
  5. ダウンロードしたUnityPackageファイルをAssets>Import Package>Custom Packageで読み込む
  6. Assets内にTapMoveフォルダができる.この中のtapMoveスクリプトをステージ上のmyFishにアサインする
  7. 次にInspectorのtapMovecirclePrefabをアサインし,RayLengthを15くらいにする
  8. Multipurpose CameraRigを設定する(忘れた場合はこちら).ターゲットはmyFishとする.魚とカメラの距離はPivotで調整する.MainCameraを削除するのを忘れないこと
  9. 一旦保存し,ゲームを再生,Planeの上をクリックしてみる
  10. 魚が泳いでいきます.クリックはタップにも対応しているので,スマートホン用にビルドした場合はタップで魚が泳ぎます
  11. タップで誤動作がおきる場合は,myFishのレイヤーをDefautl以外にする.タップを検知するレイヤーはDefaultレイヤーのみになっているため
  12. 以下参考動画

(Unityへの読み込みはここまで)

UnityにFBXファイルを読み込む(2)

Animation Controllerの設定

  1. Assets>Create>AnimationControllerAnimationControllerを作成する.名前はfishControllerにしておく(名前は何でもかまわない)
  2. 作成したAnimationControllerをダブルクリックする
  3. Animation Contorller画面が開かれる
  4. この画面にFish内のTake 002をAnimation Contorller画面にドロップする
  5. 間違えてTake 001をドロップ場合は,Take 002をドロップし,Take 002の上で右クリックしSet As Layer Default Stateを選択する
  6. 緑のEntryのとTake 002が接続されていればOK
  7. この設定はこのシーンが始まった場合にTake 002を自動でループ再生させるという意味.キャラクタが何もしていない時の動作をIdle(アイドル)と呼ぶが,これでTake 002がIdleの動作となった
  8. 次にTake 001のアニメーションをドロップする
  9. ライトグリーンのAny Stateの上で右クリックし,Make Transitionを選択し,Take 001につなげる

  10. これでどんな動作の状態(Any State)からでもTake 001のアニメーションが再生できる
  11. 次に,Take 001の上で右クリックし,Take002につなげる

  12. これで.Take 001は1度しか再生しないため,再生が終わった後にIdleの動きに戻せた
  13. 跳ねる動きが長いため,Take001を選択しInspectorのSpeedを3にする(3倍速再生)
  14. 同様に尾びれを動かす動作の1サイクルが長いため,Take002を選択しInspectorのSpeedを2にする(2倍速再生)
  15. この再生速度は目安です.好きな値に設定してかまいません.
  16. 次にTake 001を再生するトリガーを設定する
  17. Parametersのタブの+ボタンからTriggerを選択しトリガーを追加,名前をswimにする(この名前は変えないこと)
  18. 次にAny StateからTake 001につながる矢印を選択し,InspectorConditions+ボタンを押し,swimを選択する
  19. これでswimのトリガーでTake001が再生され,その後Take 002のくり返し再生に戻る設定ができた.このように何か動作をしたら必ずIdleの動作に戻す必要がある

myFishをシーンに配置する

  1. InspectorAnimatorに上で作成したAnimationControllerをアサインする
  2. 保存してゲームを再生してみること.魚が泳いでいます(Idleの動き)

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UnityにFBXファイルを読み込む(1)

概要

FBXファイルを読み込み,アニメーションを分割し動作に応じた動きの設定をする

Unityへの読み込み

  1. Assets内にドラッグ&ドロップ(以下D&D)してmyFish.fbxを読み込む
  2. myFishを選択し,Inspectorに魚が表示されるので,再生ボタンを押し,アニメーションが読み込まれているか確認する
  3. 以前作成した魚のテクスチャをD&Dで読み込む.これでテクスチャが反映される(※テクスチャがうまく貼れていない場合はUVを設定する前のモデルを使っている可能性がある)
  4. InspectorModelのタブにあるScale Factorを10(10倍の大きさ)にし,Applyを押す
  5. Rigのタブを選択し,Root nodejoint1にし,Applyを押す
  6. Animationのタブを選択
  7. Clipsの下のスライドバーまたはテキストボックスで,魚がジャンプしはじめ,終わるまでの範囲を指定する.Startが3,Endが25くらいでいい.これで200フレームあったアニメーションの最初部分が分けられた
  8. Applyをクリックする
  9. 次にClipsの右下にある+ボタンを押す.Take001(1)またはTake 002が作成されるのでそれを選択する(名前を変更する場合は下の入力フィールドを使うこと)
  10. これで読み込んだ200フレームのアニメーションが,Take 001とTake 002に分けられた
  11. 魚の尾びれが1サイクルするアニメーションの範囲を指定する.(参考値Startは128,Endは166)
  12. 次にLoop Timeにチェックを入れ,Loop Poseにもチェックを入れる
  13. loop matchのランプがグリーンになっていることを確認する
  14. Root Transform RotationBased Upon(at Start)をOriginalにする.またRoot Transform PositionBased UponOriginalにする
  15. 同様にTake 001を選択し,Root Transform RotationBased Upon(at Start)をOriginalに,またRoot Transform PositionBased UponOriginalにする
  16. Fishの右矢印を開いて展開すると中にTake 001Take 002のアニメーション2種類ができているのを確認すること

つづく

MayaのFBX exporterが選択できない場合

MayaのFBX exporterが選択できない場合

Mayaにプラグインをロードすることで対処できる

  1. ウィンドウ>設定/プリファレンス>プラグインマネージャを選択する
  2. fbxmaya.dll のロード自動ロードにチェックをいれ,Mayaを再起動する
  3. fbxmayaがロード済みの状態

参考WEB

https://knowledge.autodesk.com/ja/support/maya/learn-explore/caas/CloudHelp/cloudhelp/2016/JPN/Maya/files/GUID-18A2CDD7-3334-4FC1-A1B3-A308AD331BB2-htm.html

Maya->Unity 2018版

概要

  • Unityに魚のアニメーションを取りこむ準備をする
  • 最初に,MayaのIKアニメーションをベイク(焼き付け)する
  • 次にUnity互換性のあるFBX(FilmBox)形式で書き出す
  • Unityはmaya形式のファイルにも対応しているが,FBXを使う事が多いので今回はFBX形式とする

書き出しの準備

  1. 最も上の階層のボーン(joint1)を選択する
  2. 次に編集>キー>シミュレーションのベイク処理>□を選択
  3. シミュレーションのベイク処理オプションが表示される
  4. 階層は下位を選択,コントロールポイント,シェイプ(今回シェイプアニメーションは使用していませんが,,)にチェックを入れ,適用を押す
  5. タイムラインに沢山のキーフレームが打たれる.IKやコンストレインアニメーションはそのままではUnityで使えないので,全て1フレ毎のキーフレームに変換される

FBX書き出し設定

  1. FBX形式で書き出す設定をする.ファイル>全て書き出し>□ を選択しオプションを表示させる.(通常は選択項目だけ書き出すが,こちらの方が簡単なので)
  2. オプションが表されるので,ファイルタイプをFBX exporterを選択,次にプリセットを編集を押す(FBX exporterが選択できないときはこちらを参考)
  3. プリセットをAutodesk Media & Entertaimentを選択
  4. ニメーションと組み込みメディア(これでMaterialを書き出される)にチェックが入っているか確認
  5. 設定を変えると,プリセットの部分がカスタムに変化するが気にしなくてよい(プリセットをカスタマイズしたからカスタムに変わる)
    閉じるを押し,プリセット編集を終わる
  6. 設定を保存して閉じる
  7. ファイル>全て書き出しを選択しファイル名を決め,ファイルの種類がFBX exporterになっているか確認し,すべて書き出しを押す
  8. コンストレイン系のエラーが出るがコンストレイン系はベイク済みなので気にしない
  9. ファイルが出力されたらひとまず完了

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Maya2018 で Arnold

CGにおけるレンダラー(描画プログラム)は,内蔵のものだけでなく,そうでないものもいくつかある.

Mayaでは,Mayaソフトウェアのレンダラーが標準で,それ以外にもMentalRay(光学現象の再現が得意),RendarMan(Pixarのアニメーションでおなじみ),V-Ray(こちらも光学現象の再現が得意),Arnold(簡単に使用できる)等が使用できる.

以下Maya2018にて説明

  1. Maya2018はArnoldがインストールされている.使用可能にするには,ウィンドウ>設定/プレファレンス>プラグインマネージャを開く
  2. mtoa.bundleの項目2つをチェックし,Mayaを再起動する
  3. 適当なモデルを配置する
  4. タブからArnoldを選択する
  5. こちらにはArnoldレンダリング専用のライトや環境光が用意されている
  6. この中のCreate Physical Skyを選択,大気光のシミュレート球が作成される
  7. マテリアルもArnold用に作成する必要があるので,ウィンドウ>レンダリングエディタ>ハイパーシェードを選択
  8. ArnoldのカテゴリのaiStandardSurfaceを選択し,マテリアルを作成する
  9. 作成したマテリアルのプリセットをプレスすると,予め設定されたマテリアルが使用できる.ここからChrome>置き換え を選択する
  10. Arnoldを使ってレンダリングする