Unity基本操作(2020)

 

練習

復習や練習を兼ねてピタゴラ装置的な物を作ってみること

 

作例

最後にオチがあることが望ましい.障害物は多いほどいい.

作成の流れ

  1. 床(Plane)作成
  2. 障害物作成
  3. ボール作成(Physics設定)
  4. 障害物のうち物理シミュレーションが必要なものにPhysicsを設定
  5. 再生し確認(うまくいくまでくり返し)
  6. Recorderアセットインポート
  7. Recorderによるキャプチャ
  8. 提出

※全ての作業はUnity再生中はできません

作成手順

  1. GameObject>3D Object>Plane で板を取り出す
  2. カメラの位置を調整し,全体が映るようにする
  3. Inspectorで原点に配置し,Scaleを10にする
  4. GameObject>3D Object>Sphere で球を作成し,選択した状態で Component>Physics>Rigidbodyを選択し,球にRigid Bodyを割り当てる
  5. 球を選択し,InspectorにRigidbodyのコンポーネントが追加されている.このRigidbodyのMass(重量)を50kgにしてみる.他の設定についてはこちらを参考のこと(質量は自由に変えてまわない)
  6. 再生ボタンを押しゲームを開始し,球が落下するか確認する
  7. 落下しない場合,RigidbodyコンポーネントのUseGravity(上図も参考)にチェックが入っているか確認すること
  8. その他にも,動作させる(つまり固定しない)オブジェクトにはRigidBodyの設定をする(作例ではシーソー部分の板や円柱)
  9. バウンスの設定をする.アセットフォルダ内で 右クリック>Create>Physic Materialを作成
  10. 作成したPhysic Materianを選択し,Bouciness(反発係数)を0.7くらいに設定する(参考サイト
  11. 作成したPhysic  Materialを球のインスペクタ内にあるSpecular ColliderコンポーネントのMaterialの欄に入力する(※他のオブジェクトの場合でもColliderに入れるとバウンスの設定ができる)
  12. Colliderは衝突判定の際に使用される簡易形状のこと.複雑な形状のオブジェクトも,簡易的なColliderを用いて衝突判定をおこなう.こうすることで計算資源を有効活用している.
  13. なお,Colliderが無いオブジェクトは動かしてもすり抜ける(アニメの幽霊みたくなる)ので注意.特にRigidbodyをつける際などは注意
  14. 再生し球が落下したあとバウンスするか確認のこと
  15. 各オブジェクトを配置し,おもいがけない動作をするように組んでみること

 

参考

こうした物理シミュレーションを応用して作成できそうなゲームやプロジェクトを考えてみてください.コインドーザーやピンボールなどもその一例です.

また物理演算を使いYoutubeで動画を作成している方もいます.(アンパンマンの頭をアニメのように入れ替え(以下略)や,竹コプターを(以下略)のような動画)

提出(進度によって変更の可能性あり)

動画のキャプチャーがうまく行きそうな場合,キャプチャーした動画を提出してもらう予定です.

Recorderによるキャプチャ方法

Unityから提供されているRecorderアセットを読み込み,作成したシミュレーションを動画にし提出してもらいます.

  1. Unity内のAssetStoreUnity Recorederと検索
  2. 無料でダウンロードできる
  3. ダウンロード後,ボタンがインポートに変わるので,インポートする(Unity再生中ににはできません)
  4. 現行バージョンの場合 Window>General>Recorder>ReorderWindow(※このメニューはUnity Recorederをインポートしないと表示されません)
  5. 現行バージョンの場合 +Add New Recorders>Movieを選択
  6. 図の設定(Windowsの場合設定が変更になる場合もある)にし,START RECORDINGをクリックし録画を始める
  7. Unityが再生され,録画が始まる
  8. Unity内の動作が終わるまで待ち,STOP RECORDINGをクリックし録画を終了させる(※Unityは再生モードのままになっているので,自分で停める
  9. 現行バージョンの場合 プロジェクトフォルダ内のRecordingsフォルダ内に録画された動画があるので再生する
  10. ※ビルド時(アプリ化する際)はUnity Recorderは取り除きましょう
  11. 以下は旧バージョンの場合の対処法です
  12. (旧バージョンの場合)メニューバーのTools>Recoreder>Video を選択(※このメニューはUnity Recorederをインポートしないと表示されません)
  13. (旧バージョンの場合)設定は図のとおり.Flip Image Verticallyは下図のようにオフにすること
  14. 最後にウィンドウ下部のstart recordingを押しキャプチャを始める.止めたい時はstop recordingを押す
  15. ウィンドウズのデスクトップからUnityのプロジェクトフォルダを探す.
  16. プロジェクトフォルダ内(アセットフォルダより上の階層)にRecordingフォルダができているので,その中のムービーを確認し,思い通りの動きをした成功映像をMaNaBoに提出